乳児下痢症<赤ちゃんの消化器の病気>乳児下痢症<赤ちゃんの消化器の病気> |
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乳児下痢症(にゅうじげりしょう) ウイルス性胃腸炎ともいい、ウイルスなどの病原体が胃腸に感染して起こる病気です。感染ウイルスには、ロタウイルス、小型球形ウイルス、アデノウイルスなどがあり、ロタウイルスが感染して発症することが多いです。 嘔吐と下痢のために、脱水症状が引き起こされることも多く、症状が悪化するとぐったりしたり、尿の出が悪くなることもあります。ベビー用イオン飲料、麦茶、湯さましなどで十分な水分補給を与えましょう。このとき、一度に与えると吐きやすいので、何回かに分けて飲ませましょう。食欲がなければ無理に食べさせなくてもいいですが、水分補給は大事です。水分がとれないときは、すぐに受診しましょう。離乳食が食べられそうなときは、症状をみながら、よく煮たおかゆなど消化のいいものを少しずつ与えましょう。ロタウイルスは感染力が強く、唾液や排泄物から経口感染します。潜伏期間は2〜4日、寒くなり始める頃に多く発生し、春先まで流行するため、冬の下痢の代表的なものに挙げられます。 |