アレルギーやウイルス、細菌の感染によって、発作的に気道が収縮し、空気の通りが悪くなる病気です。気管支が狭くなるため、息をするとゼーゼーとかヒューヒューとか音がします。軽症の場合は咳き込むだけですが、重くなると激しく咳き込んで呼吸が困難になり、場合によっては窒息死や心不全に至ることもあります。 ハウスダストや動物の毛、たばこの煙を吸い込んだことなどによって、誘発されます。喘息による発作は、春先や初秋など季節の変わり目で、気温の差が激しい夜や明け方にかけて多く起こる傾向があります。 咳き込むだけの軽い症状から、病状が進行すると肩を上下させて苦しそうに息をし、さらに進行すると寝ていられずに座って呼吸するようになります。 気管支拡張薬の内服や吸入、場合によっては点滴による治療を実施します。アレルギーを引き起こす物質、アレルゲンを日常の生活から排除することが大切です。 発作が起きたら、服を緩めて上体を起こし、コップ1杯の水を飲ませます。発作が治まらない場合は、夜間でも受診しましょう。