川崎病<赤ちゃんの循環器の病気>

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川崎病(かわさきびょう)

 原因不明で、全身の血管が炎症を起こすもので、高熱が続き、全身に発疹が出ます。生後6ヶ月〜1歳半の乳幼児が、患者の8割を占める病気です。ちなみにこの病名は、1967年に川崎富作博士によって報告されたことに由来します。
 症状としては、5日以上続く高熱、発疹、目の充血、手のひらや足の裏やそれぞれの指が腫れる、唇が赤い、頸部のリンパ節が腫れる、BCG接種の跡が赤くなるなどです。これらの症状が1〜2週間ほどたって消えた後、手足の指先の皮膚がボロボロとむけるといった、川崎病の特徴的な症状が現れます。ごくまれに心臓や血管に後遺症が残ることもあるため、川崎病の治療では後遺症の予防が重要となります。
 治療には入院が必要で、後遺症の有無も検査します。