月齢別に見る妊娠中の栄養カレンダー

妊娠中のママの健康や赤ちゃんの成長に欠かせない栄養を月齢別にまとめました。

母体と赤ちゃんに必要な妊娠中の食事、栄養管理の基本ポイント

妊娠中の便秘で悩んでいる方へ・・・
妊娠中の便秘でお悩みならぜひ試してみて下さい
便秘薬ではないので、妊婦さん、お子様にも安心。

純度98%のオリゴ糖が辛い便秘に効果を発揮
月齢赤ちゃんの成長ママの健康必要な栄養
妊娠1か月
(0〜3週)
子宮に着床したばかり。まだ魚のような外観です。約40日間をかけて生命の進化をなぞっていきます。月経が止まり、医師の診断で妊娠を確認します。不安いっぱいの時期なので心身の安静に心掛けましょう。良質のたんぱく質をはじめ、野菜や果物など、好き嫌いなくいろいろな栄養素「おいしく」食べます。
妊娠2か月
(4〜7週)
体重はまだ4g。でも心臓が動き出し、出産までのママとの長い二人三脚が始まります。つわりが続き、辛い時期です。乳房が張ってきて、ママになる実感がわいてきます。生活の細部に注意。食べたいときに食べるのが基本。緑黄色野菜や卵、大豆などには、つわりをやわらげるビタミンB1が豊富です。
妊娠3か月
(8〜11週)
心臓の音も手足の指の形もハッキリしてきます。内耳が発達し、外の音がわかるようになります。つわりがおさまり始めるので、出産に向けて身の回りの再検討をしましょう。貧血の予防も心掛けます。ビタミン、ミネラルを十分に。特に貧血を予防し、血液中の酸素を運ぶ鉄分の含まれる食材をとるようにしましょう。
妊娠4か月
(12〜15週)
胎盤が完成し、赤ちゃんの体に血液が循環し始めます。男女の区別もついてきて時々手足をうごかします。つわりが終わり、食欲が出てくるので、食べ過ぎと肥満に注意して摂取エネルギーをコントロールします。赤ちゃんの脊髄など、中枢神経が発達してくる時期です。タバコ、アルコール、カフェインは控えましょう。
妊娠5か月
(16〜19週)
体重は250g。身長も25センチメートルになりました。髪の毛や爪が生え、手足の動きも活発になります。胎動を感じながら赤ちゃんとコミュニケーションをとります。安定期に入るのでストレッチで体力維持を。摂取エネルギーに気をつけつつ、ビタミン、ミネラルをとるようにします。ビタミンAの過度な摂取は注意。
妊娠6か月
(20〜23週)
骨格がしっかりし動きはさらに活発に。眉毛やまつ毛も生えてきます。身長30cm体重70gです。下腹部のふくらみが目立ってきます。この時期、太りすぎると妊娠中毒症の危険があります。塩分を控え、丈夫な赤ちゃんとママの体のためにたんぱく質とカルシウムを十分にとりましょう。
妊娠7か月
(24〜27週)
男女の違いがはっきりし、光を感じられるくらいに目も発達してきます。音も良く聞こえます。子宮が大きくなり、周囲の臓器を圧迫するので、便秘や膀胱炎に注意が必要。腰痛やむくみが気になります。引き続き、カルシウム、たんぱく質、鉄分を十分にとります。植物油を使い脂質の補給も心がけましょう。
妊娠8か月
(28〜31週)
体重は1500gに。皮膚感覚の神経が発達し、温度や衝撃も体感できるようになります。乳房や外陰部が黒ずんできて、体が出産にむけて準備をはじめます。妊娠線も出てきます。貧血防止のための鉄分や、整腸機能の活性化に効果のある食物繊維の豊富な大豆や納豆がおすすめです。
妊娠9か月
(32〜35週)
体重は2000gまでになりました。舌で味を感じたり脳に刺激を感じるようになります。指しゃぶりもします。お腹が大きくなり胃が圧迫されるので、食事はこまめに少量ずつとるようにします。呼吸も苦しくなります。ビタミン、ミネラルなど、赤ちゃんの代謝に必要な栄養素を欠かさずにとります。赤ちゃんに話しかけながら食べましょう。
妊娠10か月
(36〜39週)
爪が生え、体重は3000gにまでなりました。皮下脂肪が発達し、つやのいい肌になり、もうすぐ生まれてきます。出産準備のために子宮が下がり、食欲が回復します。消化の良いものを心がけ、食べ過ぎに注意します。産後の母体の回復も考えて、高エネルギーのものは避けます。疲労に注意し、出産のための体力を維持します。
産褥期初乳に含まれる免疫や栄養素は生まれたての赤ちゃんにとって重要です。数滴だけでも十分に効果があります。妊娠中の体重増加はさんごの授乳で落とすようにします。3か月で戻せばスタイルは崩れません。高脂質の食品は、母乳の出を悪くします。ビタミンを多く取り、授乳中は刺激物の過度な摂取は避けます。

赤ちゃんの出産の準備・育児に役立つサイトトップへ戻る