妊娠中の気をつけなくてはならない異常のうち、妊娠前半期におこりうる症状と異常は次のとおりです。
出血、褐色のおりもの・・・切迫流産、流産、子宮外妊娠、胞状奇胎
下腹部痛、腰痛・・・切迫流産、子宮外妊娠
妊娠悪阻・・・つわりが悪化し深刻な状態。通常のつわりはかなり激しくても母体にも胎児にも問題はありませんが、この場合は嘔吐が激しく続き、食べ物や水分の摂取ができない状態で、体重減少、皮膚の乾燥などがおこる。重い場合は治療が必要です。
流産・切迫流産・・・妊娠22週未満の分娩が流産、軽度でまだ流産していない状態が切迫流産。兆候としては出血や子腹部痛、お腹が張るなどですが、茶褐色のおりものの様なこともあります。
胞状奇胎・・・胎児のもとになる絨毛がブドウの粒状の様に異常に増殖し、子宮いっぱいになること。
子宮外妊娠・・・子宮以外の場所に妊娠すること。兆候は下腹部痛とともに少量出血がおこる。ときには激しい下腹部痛と腹腔内出血で血の気が引き、気を失う場合もある。
卵巣ルテインのう胞・・・妊娠初期にホルモンが急激に増える影響で、妊娠中でも卵巣がのう胞をつくって大きくなること。のう胞は妊娠16週頃には小さくなりなくなります。
うちのかみさんから、これからママになる方々のためのアドバイスです。参考となってくれれば幸いです。